インタビュー:株式会社カンバス 様 × CypherGuard AppRights

個人翻訳家から大手プロダクションまで幅広く利用される字幕制作ソフト「SST G1」
インターネットでのライセンス認証システムとして「CypherGuard AppRights」を採用。

ソフトウェアやアプリケーションの不正コピーを防止するライセンス認証をインターネット上にて実現する「CypherGuard AppRights(サイファーガード・アプライツ)」。
今回はインターネット上でのライセンス認証を導入するにあたり、「CypherGuard AppRights」を採用された株式会社カンバス様の事例をご紹介します。

SST事業部 須藤 広さん、土屋 靖さん

SST事業部 須藤 広さん、土屋 靖さん

株式会社 カンバス
本社:東京都千代田区神田神保町1-50 浦野ビル8F
設立:1998年12月15日
事業内容:■ 字幕制作ソフトSSTG1シリーズの開発・販売 ■ 字幕制作作業 ■ システム開発
高いレベルでの映像翻訳作業を実現するソフトウェアを開発・販売

-はじめに御社の事業概要を教えてください。
当社では映像コンテンツの字幕制作ソフトウェアの開発・販売をおこなうとともに、自社内でも実際に字幕制作をおこなうなど、字幕制作に関する各種事業を展開しています。
-御社の主力製品である字幕制作ソフト「SST G1(エスエスティ・ジーワン)」シリーズでの利用ライセンスのインターネット認証システムとして「CypherGuard AppRights」を2013年から導入いただいていますが、「SST G1」とはどのような製品なのでしょうか。
映画などで字幕を目にすることも多いと思いますが、この字幕を付けるにはハコ割り(セリフを区切る作業)、スポッティング(字幕を挿入するフレームを決める作業)、翻訳、字幕挿入、そして特殊効果加工(斜体、フォント、ポジション、ルビ、傍点)などさまざまな工程がございます。
「SST G1」では、これらすべての工程を1つのインターフェイスにて作業することができ、そして作ったデータをその場で映像上にて確認することができますので、演出効果を踏まえた高いレベルの映像翻訳作業が可能です。
元々旧バージョンの「SST」は海外製で、当社にて1998年にライセンス契約を結んで販売をおこなっていました。その後当社にて使い勝手が良いものに改良して2004年から「SST G1」シリーズとして販売し、現在では個人翻訳家からプロダクションや映画配給会社などに至るまで幅広くご利用いただいています。

インターネット認証導入に向けて「CypherGuard AppRights」を採用

-2004年から「SST G1」を販売されているとのことですが、「CypherGuard AppRights」導入以前はどのようにライセンス認証をおこなっていたのですか?
以前は、ソフトウェア自体はフリーで提供して利用ライセンスをUSBドングル( 不正コピー防止のためのUSB)にて管理していました。しかしUSBドングルでは”期間設定”ができないため、長い間利用していなかった休眠ユーザーからある日突然サポート依頼があったり、更には転売にて入手されるなど正規ユーザー以外からのサポート依頼もあったりするなど、ユーザー管理やサポート対応の負荷が課題でした。
そこでUSBドングルだけではなくインターネット認証の仕組みを導入することで、これら課題を解決しようと考えた次第です。
-インターネット認証を導入するにあたり、どのように検討を進められたのですか?
当初は取引関係にあるベンダーにユーザー管理が可能なインターネット認証の仕組みをつくってもらおうと考えていましたが、残念ながらインターネット認証に関する実績が不足していました。そこで既にインターネット認証の実績が十分なサービスを探していたときに、サイファー・テックの「CypherGuard AppRights」に辿りつきました。
-「CypherGuard AppRights」を採用するにあたり、決め手はどのような点でしたか?
インターネット認証に関する実績やインフラ投資が不要なASPという面はもちろん、サイファー・テックはデジタルコンテンツの著作権保護に関する知見も豊富ということで、映像コンテンツを扱う当社にとってはコンテンツ管理という面から見ても親和性が高いのではないかと考えて、最終的に「CypherGuard AppRights」を採用することにしました。

フロー

ユーザビリティの向上・販路の拡大に加えて新たな施策展開にも有効

-実際にインターネット認証を導入されてみて、効果はいかがですか?
サポート負荷の軽減はもちろんのこと、価格を抑えた期間限定製品の提供が可能になり、法人だけでなく個人翻訳家の方にもお求めやすくなるなど販路拡大につながったり、期限が限られているため転売抑制につながったりするなどの効果が出ています。
特に、ソフトウェアの利用期間を制御できるようになったことで、煩雑だった有効期限の延長手続きが簡便におこなえるようになり、ユーザビリティを向上できたことが大きいですね。
更に未来の翻訳家に対して「SST G1」を早い段階から慣れ親しんでもらおうと、字幕翻訳家を養成するスクール向けに体験版の提供を実施するなど新しい施策も、インターネット認証によって打てるようになりました。
- では最後に今後の方向性についてお聞かせください。
現在の「SST G1」をグレードアップさせた新ソフトウェアの開発を進めたり、更なる販路拡大を推し進めたりするなど、今後も事業拡大に向けて積極的に施策を打っていきたいと考えています。
そして新たな施策を展開するうえで「CypherGuard AppRights」に期待するところも大きいですので、今後も是非いろいろとご相談に乗っていただきたいと思っています。

CypherGuard AppRights 詳細

導入事例一覧

情報漏えい対策

大手カメラメーカー様
製品保守マニュアルの保護

グローバルに販売拠点・修理拠点を持つカメラメーカー様では、企業のノウハウが含まれる製品保守マニュアルの流出リスクに悩んでいました。
サイファー・テックの情報漏えい対策製品である「CypherGuard」を導入いただき、許可されたメンバーだけにマニュアルを閲覧させることを実現しました。

サイバーセキュリティ対策

大手インフラ会社 様
サイバージムトレーニングプログラムの提供

日本の生活を支えるインフラ会社様では、2020年の東京オリンピックを見据えて自社のシステムを守るセキュリティ人材の育成が課題になっていました。
世界有数のホワイトハッカー集団を擁するイスラエル・サイバージム社のトレーニングプログラムを受講いただき、人材育成の支援を行いました。

リスク診断

大手ゲームメーカー会社 様
スマホゲームアプリのチート診断

数々のヒットタイトルを生み出したゲームメーカー様では不正なステータス変更などのチート行為にお悩みでした。
リリース前にサイファー・テックの専門クラッカーチームによるチート診断を受診いただくことで、チートのリスクを極小化した状態でアプリを配信することができるようになりました。

地方×Tech

美波町
“止まらない通信網”を活用した命をつなぐ減災推進事業

サイファー・テック本社の所在地でもある徳島県美波町は、将来高い確率で発生すると予測されている南海トラフ大地震の被害想定地域です。
災害時の警報配信や要避難支援者の位置把握のため、同じく美波町にサテライトオフィスを持つ株式会社Skeedと協力し、自律分散型IoTデバイスを活用した“止まらない通信網”による減災システムを提供しました。

SES

大手通信キャリア 様
アプリケーションの品質改善

大手通信キャリア様では、自社でリリースしているポイントアプリについて、不具合が多発するなど品質上の問題を懸念していました。
豊富なアプリケーション開発の経験を持つエンジニアが解析・レビューを行い、アプリの品質向上を支援しました。

SES

ガス会社 様
ビッグデータ解析

ガス会社様では自社の保有する膨大なデータの解析が課題になっていました。
データベース構築や解析を得意とするエンジニアをアサインし、ビッグデータ解析の支援を行いました。